1827年、クリミア半島のサキ湖
町に最初の泥浴場が作られました

黒海にほど近いサキ湖のクレイは
「黒い金」と呼ばれ
その泥をたっぷり浴びることで
訪れる人々は健康を取り戻すことができました

ここはやがて
ヨーロッパの療養地と肩を並べるようになります —

医師や富裕層
のちには皇族までもが
泥の湯治を求めてやって来ました

サキの医師たちは泥風呂の処方に厳格で
泥浴や泥パックは
決められた泥の厚さで
20分間太陽の光に照らされます

クレイパック自体も
太陽光のチカラで
温めるのが決まりだったようです


1901年の英国医学雑誌によると
泥風呂は
慢性関節リウマチ
筋肉リウマチ
女性の骨盤内臓器の慢性疾患
結核性疾患
梅毒など
数多くの疾患に推奨されていました


やがて
クレイ療法は地方の民間療法ではなく
国家的な保健・療養となっていきます

外科医にニコライ・ピロゴフは
負傷した兵士のリハビリや療養として
クレイ療法を公式の治療として
行うようになったのです


ロシアの泥は
昔ながらの民間療法でもあり
医師が行う公式な医療でもあり
現代では医学の補助療法でもあるのです


ロシアには
クリミア以外にも
天然泥の温浴場がたくさんあり
今でもたくさんの人々が
太陽の下
泥温浴をしています




今回ロシア編でご紹介している泥は
ペロイドという天然の治療用泥であり
シルト泥のことです



国家レベルにまでなった泥療法
ペロセラピーと呼ばれます

泥や粘土が持つ
尽きることのない潜在力を
学んでみませんか?

「クレイの世界へようこそ」
クレイパックを行う際
時間に余裕がある時には
クレイパックをしばらく太陽光に
当てておくことがあります


また
天気の良い日には
ガラス瓶で保管している
クレイパウダーも
日向ぼっこさせています


ここがアロマやハーブとは
違うところ



クレイには
ケイ素が多く含まれているのですが
ケイ素はおひさまが大好き!



おひさまの光を吸収して

蓄えることが得意なのです



蓄えた光エネルギーは
水を含みパックを行う際
熱エネルギーとして
働いてくれることもあります



クレイはぜひ
おひさまに当ててあげてくださいね


「クレイの世界へようこそ」では
泥とクレイの違いや
クレイの性質についても
学んでいただけます



「クレイの世界へようこそ」

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