ペルー、アンデスの高地
ここでの暮らしにはジャガイモが欠かせません

主食であるジャガイモと同じくらい欠かせないのが
白く丸められた土の塊

「チャコ」と呼ばれる食用クレイです

考古学的にはおそらく2500年も前から
アンデスの人々はチャコを食べていたと言われます

もともとはオウムが
粘土を食べ
植物の実の解毒をしているのを見て
人々も食べ始めたのだろうと考えられています

ジャガイモを食べる時に
天日干ししたチャコに
水と塩を加えペーストにしたものを添えるのです

ジャガイモの苦みや毒を吸着し
消化を助けると考えられてきましたこの土色文化

最近の研究では
チャコがジャガイモに含まれる有害物質を吸収し
実際に解毒することがわかっています

地域のよっては
チャコを食べるのではなく
チャコのペーストにジャガイモを浸して
下準備をしたり
チャコの塊の中にジャガイモを包み
焼き上げるといった方法もあるようです

どの泥でもよいわけではなく
アンデスの人々はチャコを採掘するために
深く深く穴を掘り
純粋な粘土だけをチャコとしています


2016年に
世界で4番目に優れたレストランに選ばれた
レストラン「セントラル」でも
アルシージャ・デ・チャコというチャコを使った
お料理やスイーツが食べられるそうです


古来から食文化として
用いられていたクレイ「チャコ」は
昔も今もペルーの人々の健康を支えているのです


先人たちが残してくれた
クレイの智慧は
現代でもさまざまな研究が行われて
実に多くの分野で活用されています


クレイのポテンシャルは侮れません!
あなたもクレイを学んでみませんか?

「クレイの世界へようこそ」
我が家でも
キッチンでクレイを使うことがあります

野菜や果物の洗浄や
時にはお肉の下準備に使います

クレイは
有機薬剤などを吸着し
除去することがわかっています

農薬大国と呼ばれる日本では
クレイがもっと身近なものになれば
とても役立つのではないでしょうか?


「クレイの世界へようこそ」では
クレイ構造からわかる
クレイの作用についてもお伝えしています

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